ヒーリングっとプリキュア 44話 感想
これまでシリーズを通してみてきて、だいたい48話がクライマックスで49話がエピローグ&次シリーズへの橋渡し、というのが慣例だとおもっていたので、44話で終わってしまうのは予想外だった
シンドイーネがあすみの中に宿っているので、シンドイーネ姐さんがラスボスとして立ちふさがるのか!?ともおもったが、そういうわけでもなく エピローグ部分が若干のディストピア感あったので、実はまだキングビョーゲンの中に取り込まれてて夢の中でキングビョーゲンを打ち倒した気になっている展開か...!?ともおもったが全然スカ
製作が決まったのは恐らくパンデミックよりも前なのだろうが、パンデミックがオンゴーイングで進む中、このシリーズを作っていったんだろうなあ、と慮ると複雑な気持ちになる 他シリーズと比べて話数が少ないのがパンデミックの影響ではなく、作り手たちの意図通りなのであればいいが...
また、この44話も変身は全カットで必殺技も全カット(個人的に必殺技の「オッケーイ!」がめっちゃ好きで、日常生活の中で「よし!」みたいな時に「オッケーイ!」って言うようにしてたら妻にウザがられた)だったのも寂しい
大抵、シリーズ終盤、特に大ボス向けに必殺技が新しく登場することも多い気がするのだが、本シリーズに関しては注射型のボウガン?のみで、フォームチェンジも1回しかなくて、そのフォームで戦うわけでもないのでそれも寂しい
シンドイーネ姐さんはなんと4形態?くらいあったのに...
スタプリが好きすぎるだけなんだけど、マジでスタプリ終盤のえいちゃんの「きーらーめーくー♪」はマジで曲聴くだけでも干からびるんじゃないかってぐらい目から水が出て心がどうにかなってしまう、いろいろ映画みにいってグッとくることはあったけど、全てのクリエイションの中で今年のベストはスタプリだったとおもう たまに Spotify で酔狂にランダム再生しててスタプリの変身がかかってしまうと不意打ちでメソメソしてしまったりする 未だにスタプリロスから抜け出せてないのかもしれない
時々ひかるは元気にしてるかなーとか、カッパードたちも惑星開拓がんばってるかなーとか考えてしまう
テアティーヌやその家臣たちの活躍が見れたりすんのかなともおもったけど、別段そういうのもなく シリーズを通しておもったのは、コロナウィルスがビョーゲンズたちのように意思を持った、明確な悪意を持った存在だったらどれだけよかったか、という点に尽きる
コロナウィルスをはじめ、ウイルスというのはたぶんだけど人間を滅ぼしてやろう!みたいな意思はなくて、ただそういうプログラムされた存在としてプロセスを実行しているだけで、それによって我々が副次的にその影響を受けているだけなんじゃないかとおもう
奴らがある程度の個体数を保てればいいで~す、という主張を持っていれば、適当にコロナウイルス自治区みたいなのをつくって、そこで暮らしていってもらうという交渉だってできように
作中を通したメッセージが「戦い続ける、てめえらが危害を加え続ける限り」という一点張りで、それはまあ、そうでしょうなあとしか…
途中、ビーバーのビョーゲンが現れたりはしたものの、アッサリ退場してしまい、しかもそこからずっとオリジナルの深みのない3人組で回すだけだったし、エレメントボトルも途中から形骸化してしまって戦闘ではアラモードなどのように謎の光線が出るだけになってしまってもったいなかったし、そうかとおもえばジョジョのオラオラシーンみたいな雑な戦闘シーンがあるのみでなんだかなあという
44話のラストでもこれかかるだけでブチアゲだった